理事長所信

公益社団法人東近江青年会議所2016年度 理事長所信

新たなる一歩
~つながりから生まれるタカラモノ~

・はじめに

我々のまちである東近江地域は鈴鹿山系から流れる愛知川の流れが、琵琶湖へと流れつく事からも知られるように、広大な土地と様々な文化が根付いています。しかし、水の流れがいつも一定ではなくその時々によって緩やかな時もあれば激しく変わる時もあるように、時代の流れと共にその環境は刻々と変化してまいりました。
青年会議所はJCI(国際青年会議所)の運動が始まって100年を超え、根幹たる活動目的である経済の発展や地域に対する奉仕など多くの運動を行ってまいりました。ですが、JCIの運動が始まった当初とは取り巻く社会情勢や地域の環境も大きく変化し、個人や地域のつながりが希薄化しています。だからこそ青年会議所は大きく変わってきた社会情勢や地域の中で、変わらず地域や多くの人々、そして家族や友人とのつながりを大切にし、我々の理念「奉仕・修練・友情」を忘れずに共有し活動する事が重要であると考えます。自らの確固たる意志を持ち続け、さらに地域とのつながりを深めこれからを見据えた活動が行えるよう、組織としてまたメンバーとしても新たなる一歩となる積極的な変革を遂げ続けることが必要です。

・10周年~受け継ぐ想いから生まれるタカラモノ~

2016年、東近江青年会議所は本年度10周年を迎えることが出来ました。前身である能登川青年会議所32年、八日市青年会議所47年が合併し、時代と共にその姿を変えつつも根底に流れる理念「奉仕・修練・友情」を重んじながら青年会議所としての運動を続けてまいりました。その上で我々は10年20年と青年会議所としてさらに成長していかなければなりません。5年前、掲げた東近江青年会議所としてのビジョン「ひとづくり・まちづくり・夢づくり」に対して今日までどのような活動を行ってきたのかをしっかりと地域の方々に伝える事で、地域と青年会議所がこれまでいかに寄り添って共に歩んできたのかを知って頂きます。そして、新たなる一歩として今後これまで以上に手を取り合って地域活性化のために運動することが必要であると地域の意識を共有して頂きます。さらに、東近江青年会議所となり様々な困難を乗り越えて今があることを改めて感謝し、これからも多くの皆様と共に地域を盛り上げていくことで自分たちの街をタカラモノとして想うための事業を展開してまいります。

・ひとづくり~ともに歩むタカラモノ~

「明るい豊かな社会を創造する」、そのために青年会議所は様々な事業を幅広く展開していく中で、我々青年会議所メンバーは多くのことを学び成長していきます。しかし、その運動も限られた人数で行うと選択肢が減り、地域の方々と共有することも困難である場合があります。青年会議所において、同じ目的に対して一人でも多くの仲間と共に活動することでより良い事業の展開が期待できます。青年会議所において会員の拡大は今後の青年会議所運動の根幹を担う部分であり、ひいては地域活性化を行う事業へもつながる大変重要なことでもあります。さらに、我々青年会議所が活動目的とする事は地域貢献を行うと共に、自らを修練し成長していくことであると考えています。メンバー自身が目的をもって青年会議所運動を多くの仲間と共に行うことで、日頃触れることのない活動から新たな考えを見出し、自己成長へとつながることが出来ると確信します。青年会議所活動から得る体験から自己成長することで、必ず自らの仕事へも活かすことが出来るはずです。我々の行う青年会議所運動が自らの成長だけではなく、仕事の発展へとつながり、さらにともに歩む仲間や見出した新たな目標が自らのタカラモノとなります。

・まちづくり~地域とつながるタカラモノ~

我々、青年会議所は地域の発展と自己成長を目指すという目的を持ち、様々な運動を展開しています。東近江青年会議所では年間を通した最大事業として「二五八祭」を開催してまいりました。これまで多くの方々の協力を得ながら徐々にその規模を大きくし、今では数万人規模の来場者が訪れる事業となっています。2016年度は第40回目という節目に当たり、今後さらに発展し、より地域の人々に親しみを持っていただくためにも、我々の実行力はもとよりさらに各諸団体の皆様との連携を密にしてまいります。そしてより多くの人が参画できるように自由な発想で創り出すことで参画された方だけに限らず、来場した皆様にとっても大きな地域のタカラモノにしてまいります。

・夢づくり~未来のタカラモノを見出す~

少子化といわれる現代において、自分自身の将来の夢に対してしっかりとイメージできている子供がどれだけいるでしょうか。社会の景況から現実的な将来ばかりを考えてしまうようになってはいないでしょうか。我々大人のすべきことの一つとして、これからの地域を担う子供たちが自らの夢について考え、そして夢を見つけ出す環境を整える事こそが必要であると考えます。東近江青年会議所では、子供たちが家族や友人との絆を育み、また地域の様々な物事に触れあうことで自己成長を促してまいります。代表するものに「わんぱく相撲」があり、お互いがぶつかり合い、勝ち負けということに対して考え、それぞれが尊重し合う心を育んで頂く事が出来ます。そうして子供たちが多くの物事より得た経験から、自らのタカラモノとなる夢を見出すことが出来ます。これからの地域を担う子供たちが成長し、見出す夢に向けて踏み出せるように活動致します。

・LOM運営~タカラモノへ導く~

2016年度東近江青年会議所が10周年を迎え、様々な事業、関係諸団体とのつながりが例年より多くなることは必須となります。そうした中で、より円滑なLOM運営を行うために、これまでの運営内容を見直し必要な変更などは積極的に行うことで、来年再来年への確かな布石となり、タカラモノとなる夢や目標へと導く非常に重要な部分であります。
また、今後のLOMの成長を促すと共に自らの成長の一環として、青年会議所メンバーとして他団体と協力し様々な気づきと共に、多くのつながりを持つことが出来また、吸収した知識や考えをLOMへと反映し、より多角的な運営へと活かしていくことへとつながります。

・タカラモノを見出すために

東近江青年会議所が5周年を迎えた折、ビジョンである「夢を語るまち」を発表しそして2016年、この5年間を検証し成果をお伝えすることとなります。「ひと・まち・夢」をキーワードに様々な事業を行い、地域に対して自分たちが明確に夢を語ることが出来、そして地域の人々が夢を語って頂くために運動してまいりました。その精神を今後も持ち続けて、新たなる一歩を踏み出すためにより多くの人々や地域とのつながりを大切にし、明るい豊かな社会の実現に向けてまいります。
漠然と過ごすのではなく、一つでも明確な目標を創ることで青年会議所活動のみならず、社業や仕事にも通じ自己成長となり掲げたビジョンを実現する一歩となると確信します。そうして受け継いだ地域への想いを持ちながら、我々東近江青年会議所メンバーは一人ひとりが、一年を通した活動の中で、多くの人との出会いや地域とつながり、タカラモノとなる自らの目標を見出して、新たなる一歩を踏み出してまいります。

地域と共に踏み出そう 最初は小さな一歩だとしても。

公益社団法人東近江青年会議所 2016年度スローガン

新たなる一歩
~つながりから生まれるタカラモノ~

基本方針

1.全メンバーの積極的な会員拡大
1.成長へとつながる会員研修
1.メンバー間の連携を促す会員交流
1.新たな一歩を創るまちづくり事業
1.次代の成長を促す青少年育成事業
1.公益社団法人としての円滑な運営
1.情報の受発信と共有
1.10周年事業
1.各種団体との連携

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